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フッ素ってどんな効果あるの?
2018/08/04
「フッ素配合歯磨き粉」とか、「フッ素塗布」とか、みなさん聞いたことありませんか?
聞き馴染みはあっても実際どんなものなのか、あまり知らない方も多いと思います。
フッ素とは元素のひとつです。
それ単体では安定しないので、いろんな他の元素とドッキングして、安定した「化合物」として存在しています。
フッ素化合物は、土や川、海、空気中など、地球上のあらゆるところに存在しています。
ですから、地球上で暮らす生物は皆、フッ素を取り込みながら生きています。
もちろんそれらを食物として生きている我々人間もです。
人体への効果として、代表的なものはみっつあります。
もう少し詳しく具体的に説明しますと、
☆乳幼児や子どもへの効果
「生えたての乳歯」や「生えたての永久歯」は、歯の質が弱く虫歯になりやすいため、フッ素を塗ると予防効果を大きく期待できるとされています。
☆成人への効果
歯周病や部分入れ歯の使用によって、顎の骨や歯茎が痩せて(吸収して)しまい、普段なら歯茎で覆われているはずの歯の内部のセメント質や象牙質が露出してきます。
セメント質や象牙質はエナメル質(歯茎から上の歯の表面部分)よりも弱く虫歯になりやすいです。
そのため、歯ぐきが露出してしまった場合には、フッ素を塗ることで虫歯のリスクを下げることに役立つとされています。
さてでは、実際歯科で使われるフッ素はどんなものなのでしょうか?
様々なフッ化物の中で、厚生労働省が歯科向けに認可しているものは、
フッ化ナトリウム(NaF)、フッ化スズ(SnF2)、モノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)の3種類です。
いずれの場合もフッ化物濃度は1,500ppm(0.15%)以下と規定されています。
ひじりデンタルクリニックで使用している歯磨き粉(歯磨剤)、フッ素塗布用薬剤、フッ化物洗口用薬剤などは、すべてフッ化ナトリウム(NaF)を使用しています。
認可されている3種のフッ化物の中で、一番無味に近く、吸収も良いです。
スーパーやドラッグストアで購入できる歯磨き粉などより高濃度のフッ素が入っているために、より多くの効果を期待できます。
ひじりデンタルクリニックでは、お子様の治療や健診のあとには無料でのフッ素塗布を行っております。
年に3〜4回のフッ素塗布は、歯を強くする効果があり、虫歯になりにくくすることが出来ます。
もちろん「フッ素は塗りたくないんだ!」と、お子様や保護者の方からご希望があれば、無理に塗布することはございませんので安心して受診してくださいね。