2021/08/26

落ち着きを見せるどころか益々猛威を振るう新型コロナウイルス。

思い返せば令和2年度のはじまりは学校の一斉休校でしたね。

それに伴い、学校歯科健診も延期になりました。

私が学校歯科医を務める明新小学校も健診の時期が例年よりも後ろにズレ込みました。

福井市歯科医師会が主催する、歯とお口の健康フェスタも令和2年、3年と中止となってしまいました。

新型コロナという大いなる脅威の前では仕方のないことではありますが、児童生徒の歯やお口の健康状態が気になる一年でした。

これらの影響がどのようなものか、自治体や各種マスコミから様々な情報が出されております。

中でも愛知県大府市では、3歳児健康診断結果をもとに「むし歯緊急事態宣言」を発表しております。

なんと令和2年4〜9月の半年間に実施した3歳児健診において、むし歯の罹患率が令和元年度1年間と比較して1.9倍となったからです。

(大府市のホームページより)

大府市は更に深堀りしてくれています。

・仕上げみがきをしている子の数は減っていない

・定期的な歯科健診、フッ素塗布をさいている子の数は減少

・甘い飲食物を良く食べる子の数は増加

これらの結果により、コロナ禍において自粛生活が続き自宅保育となる子の割合が増加し、ついつい甘い飲み物や食べ物を与える習慣がついたことや、新型コロナウイルス感染を恐れ歯科受診を見送っていたことなどが原因と考えられます。

さて、日本歯科医師連盟の啓発ポスターにはこのような記述があります。

センセーショナルな数字が並びますね・・・。

しかし決して嘘とかデタラメではありません。ちゃんと国際的に認められている権威ある学会での発表や、国会での答弁からの引用となります。

コロナウイルスとのお付き合いも長くなってまいりました。

しかしまだまだ出口は見えず、今後も上手にお付き合いをしていく必要があるでしょう。

コロナ禍においては今まで以上に口腔ケアが重要となります。

大人も子どもも是非歯科健診に行きましょうね!

ひじりデンタルクリニックでは様々な感染症対策を行っております。

(日々感染対策は進歩しております。また近々に新しい対策をUP致します)

安心してご来院くださいね!