子供たちの笑顔と
歯の健康を守ります

乳歯は生え変わるからといい加減になっていませんか?
歯並びや噛みあわせが悪いとコンプレックスになったり、永久歯に生え変わってもむし歯になりやすいので、
大切なお子さまの将来のために適切な治療を一緒に考えていきましょう。

小児科ってどんなことするの?

乳歯を健康に保ち、幼年期のお子さまの歯並びを守ることは、お子様の将来に大きな影響を及ぼしていくのです。大切なお子さまの将来のために適切なブラッシングの習慣を身に着けて頂き、必要に応じて適切な治療を行い、正しい成長を促すのが小児歯科です。

口腔写真
口腔写真

例えば、乳歯がむし歯になっていると、永久歯が本来と違う位置からはえてきたり、根っこが曲がってはえてきたりすることがあります。また、将来はえてくる永久歯がむし歯になりやすい状態ではえてきたり、黄色く濁った色ではえてくることもあります。さらには乳歯が痛くて噛めなければ顎がうまく成長せず、頭部全体の成長に悪影響を及ぼします。

乳歯はとってもデリケート。
大人の歯とまったく違います。将来のことまで考えた治療を行っていかなければなりません。実は乳歯は大人になってからの、かみ合わせ・歯並び・顎の発育に大きく影響します。

正しい歯磨きでお口の中を清潔に

お口の中を清潔に保つためには、「歯みがき」が大切です。
ですが、歯磨きは、ただ歯ブラシで歯をこすればいいというものではありません。
お子様の年齢によっては、仕上げ磨きが必要です。
ひじりデンタルクリニックでは、歯みがき指導もおこなっているので、お気軽にご相談ください。

寝かせ磨きの仕方

子どもを仰向けに寝かせ、上から覗き込むようにして磨きます。
子どもが痛がらないようにブラシを軽く小刻みに動かすのがポイントです。

寝かせ磨きの仕方の画像

お子様の口の中を目視できるように、
唇や頬のよけ方を覚えましょう。

正しい歯ブラシの選び方

歯ブラシのヘッドは薄くてコンパクトなもので、奥歯まで細かく磨きやすいものを選びましょう。
また毛先は平らな切り口で、毛の長さは短めなタイプがおすすめです。

正しい歯ブラシの選び方の画像

point 1 硬さ

  • 中程度の「普通」ナイロン製で腰があるもの
    (歯周病で腫れや出血がある方は柔らかめを使用してください)

point 2

  • 植毛は3列で植毛部の長さは20mm程度
  • 毛の長さは12mm前後
  • 山切り型やドーム型ではなく直線型がよいでしょう

正しい歯磨きの仕方

1か所を20回以上、歯並びに合わせて歯磨きしましょう。
ポイントは毛先を歯の面にあて、軽い力で小刻みに動かします。
前歯が凹凸しているところは、歯ブラシを縦に当てて上下に細かく磨きます。
奥歯は歯ブラシを斜め横から当てて磨きます。

歯磨きの際に注意すること

フッ素湿布で虫歯から歯を守る!

実は、生まれたばかりの赤ちゃんのお口にはむし歯菌(ミュータンス菌)はいません。
しかし、ひとたび虫歯菌がお口に入り込むとむし歯菌は増え、むし歯や歯周病の原因になります。
むし歯菌の繁殖を抑えるのに有効な手段は「フッ素塗布」です。
お子様のお口の健康を守るためしっかり予防しましょう。

フッ素塗布の様子

食育で虫歯予防

お子様の歯が正しく育つための正しい食事の仕方、
お子さまに食べさせる食べ物の選び方の注意点などをお教えします。
むし歯にならないキシリトール100%のガム(よく噛む習慣をつけ、唾液の分泌を促進する)も院内で紹介しております。

親子で食育の教育を受けている様子

子どもの間にきれいな歯並びを手に入れよう

「将来的に矯正治療が必要になるのか?」「いつから矯正を始めればいいのか?」など、
お子様の歯並びが心配で困っていませんか?
生えて来た永久歯にご不安な点がありましたら、出来るだけ早めにご来院ください。
また、永久歯にうまく生え変わらせるための誘導的な治療も行えますので、
生え変わりの時期には一度受診なさることをお勧めいたします。

小児歯科についてのご質問

Q. 子どもが歯医者を嫌がります。どうしたら良いのでしょう?

歯医者さんに行くのを嫌がらないようにするには、時間をかけて慣れてもらうことや歯科医やスタッフとの信頼関係を築いていく方法が一番です。

Q. 子どもの口臭が気になるのですが歯医者に行くべき?

口臭の原因の1つにお口の中の細菌が挙げられます。歯科医院での健診を受けることをおすすめします。

Q. 子どものときから歯科矯正をする必要はあるのでしょうか?

口のなかの状態や発育状態によっても始めるタイミングには個人差があります。
お子様の歯並びや滑舌が気になる場合は、早めに歯科医院に相談することをおすすめします。
成長期にしかできない治療等がありますので、お気軽にご相談下さい。

Q. 歯が生えてくるのが他の子より遅いようです。何か異常があるのでしょうか?

歯が生える時期の基準はありますが、生えるスピードは、身体の成長と同じで個人差が出ることもあります。
そのため、3歳頃までは心配しなくても大丈夫です。
4歳を超えても歯が一部生えてこないなど気になることがあれば、レントゲンをお撮りし、歯が形成されているか、確認することも可能なので、ぜひスタッフにご相談ください。

Q. 私は歯並びが悪いのですが、子どもも将来悪くなりますか?

遺伝する可能性は大きいです。

Q. 指しゃぶりをします。歯に影響はありますか?

上顎前突といって、いわゆる出っ歯になる可能性が高いです。

Q. 歯みがき粉は、いつから使ったら良いですか?

うがいができるようになってからがいいです。目安としては3~4才頃です。

Q. 子どもの歯が抜けたとき、病院に持っていった方がいいですか?

生え変わりの乳歯はお持ち頂かなくても結構です。
しかし事故などで永久歯が抜けた場合は砂などがついていても洗ったりせず唾液か牛乳で湿らせたティッシュなどに包んで出来るだけ早く来院してください。

Q. 虫歯は歯みがきをすると治りますか?

虫歯が初期の段階なら治る可能性があります。
虫歯が進行して、痛みが出たり穴があいてしまった場合は歯磨きをしても自然治癒はしません。

Q. 初めての歯医者です。何か持っていくものはありますか?

マイナンバーカード、保険証、各種医療証、子供医療費助成証、お薬手帳は必須アイテムと言えますので、必ず持参しましょう。
また、他院からの紹介状がある場合はあわせて窓口にて提出してください。

Q. キッズルームはありますか?

お子様連れの患者様に安心して治療していただけるように、おもちゃなどを用意したキッズルームを設けています。