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フッ素って危険なんじゃないの?

「フッ素は危険って聞いたことがある。ホントはどうなの?」

なんてことを稀に質問されます。

 

自然界に存在するものは塩であろうが砂糖であろうが、ましてや水であっても、

取り過ぎれば必ず中毒症状を起こします。

短期間で、いくら摂取しても大丈夫!なんてものは存在しません。

ではフッ素の中毒量や致死量はどれくらいなのでしょうか?

 

ひじりデンタルクリニックで使用している歯磨剤やフッ素塗布剤に含まれているフッ素は、フッ化ナトリウム(NaF)になります。

フッ化ナトリウムの急性中毒症状の発現量は、で2~4㎎/㎏とされています。

つまり成人で約250mgを一気に飲むと、吐き気、腹痛、下痢、けいれんなどの急性フッ素中毒をおこす事があり、致死量はNaFで約5000mgとされいています。

これだけ聞くとすごく怖いですね。

では、ひじりデンタルクリニックで販売している小児用歯磨き粉で換算してみましょう。

中毒量を約20kgの6歳児で考えると、歯磨き粉1.7本をラッパ飲みしなければ中毒を起こせません。

60kgの大人であれば5本ほど一気飲みしなければならない計算になります。

致死量は先程書いたように中毒量の約20倍です。

つまり6歳児で30本以上、大人で100本以上、歯磨き粉を一気飲みしないと致死量には達しません。

まぁ物理的に不可能でしょう・・・(苦笑)

 

また、長年を使っていると慢性的なフッ素中毒として、骨フッ素症(骨硬化症)や斑状歯などというものもあります。

骨フッ素症は、毎日の飲み水のフッ化物量が8ppmを超えていて、なおかつ20年以上摂取していると症状が現れるとされています。

実際にこういうフッ素濃度の水しか飲めない地域が世界にはあるのです。

 

WHOが推奨する虫歯予防としての水道水のフッ化物量は1.5ppm以下です。

さらに我が国では0.8ppm以下にしなければならないと定められていますので、日本において、現実的に骨フッ素症を引き起こす可能性は限りなくゼロに近いです。

また斑状歯については、飲料水のフッ化物濃度が0.9ppmの地域に育った子供は歯牙フッ素症が見られず、1.2ppmを超えるあたりから軽い歯牙フッ素症が現れ始めるとの統計があります。

 

 

日本の飲み水のフッ素濃度基準から考えると、斑状歯などが出現することもまずあり得ないといえます。

 

さて、 最初にチラッと書きましたように、ある物質が安全か危険かを判断するときには、その「量」「使用法」を考える必要があります。

例えば食塩は、人間にとって生きる上で絶対に必要な物質です。

しかし過剰に摂取すれば高血圧など生活習慣病の原因になったり、胃ガンの発生を促進します。

また、コレステロールは多くとりすぎると、動脈硬化が進行しますが、少なすぎると脳の働きを抑制してしまいます。

普段安全に摂取しているものであっても、量や使用法を誤ると危険なものになります。

フッ化物も適正に使用し、適量を守れば、むし歯予防に安全で効果的に利用する事が出来ます。

何事も過ぎたるは及ばざるが如し・・・なのです。